Kunihiko Kimura– Author –

　 女性が手にする「珈琲の木」を探しているのですが、 良いモデルが見つかりません…。 その間、色の層を重ねています。

　

　 東北地方には、マンモスが住んでいる。 子マンモスはバナナの葉っぱを食べて生きている。 飢えた人間たちは、槍などをもってマンモスを襲おうとしている。 マンモスの父と母は、飢えた東北人たちによって食されてしまった。 東北人は、マンモスの肉と、...

　

　

　

　 まだ途中です。今月末に完成の予定でしたが、あと一ヶ月ぐらいは必要のようです…。 永遠の愛を表現するためには、描く者も、前もって同じ願いを持った経験がなければいけないのだと思います。 たとえば二千年後、この絵を見た人が、この絵に絵が描かれ...

　

　

　

　 背いの高いコカの葉を噛み 背いの高い夢を見ている 背いの高い生き物みたい 背いの高い生き物みたい （詩「コカ」（西脇一弘））

　

　 本当は「あなたはとても美しいですね」と言いたかったのです。

　 「クジャクの羽だったら良かったのにね」 「クジャクの羽は飾りだよ」

　

　

　 一軒一軒に灯る家の光は、 一つ一つが宇宙なのかもしれません。

　

　 日々、めまぐるしく、時間が過ぎてゆきます。 個展のお知らせも、来週から発送しはじめる予定です。 「クワズイモの上のヤモリ」は、個展がはじまる間際になって完成した絵です。 自分としてとても納得がいく出来です。

彼は見た。男がさなぎになってしまうのを。

　

「トリの夫婦」の3コママンガ（イラストと話：kimukuni）

  素晴らしいお日様が当たらなくて洗濯物が乾かない でっかいビルには当たっていて洗濯物が乾かない 当たる努力をしたって当たらない洗濯物が乾かない 当たらないものは当たらない洗濯物が乾かない マグレで当たるかも洗濯物が乾かない 当たるところ...

　 私たちは、 子どものまま歳をとってしまう。 私たちが大人でいられるのは、年齢が幼い「子ども」たちの前だけ。 乙女は乙女のまま、 少年は少年のまま歳をとる。

　彼は見た。男がさなぎになってしまうのを。 　その男は、くたびれたサラリーマンで夜中の十一時頃、口から糸を吐きたした。ぬめぬめとした糸にからまって、そのまま眠ってしまった。なぜ、さなぎになったのだろう。繭は酒臭く、あまり綺麗ではなかった。...

ベジタリアンが見た、夢の話を聞きました。それは、未来の話でした。

川越とは、どんなところなのだろう……と思いをめぐらした。とりあえず、音で表現した。

　 素晴らしい演奏の元、ほんとにトリップして描くことができました。 描いている間、どんなことを考えていたか？ と聞かれたので、音のことだけを考えていました。 ほんとに演奏だけを聞いて描きました。四時間、まったく動くことができず、だれにも挨拶...

ある日、靴屋に行った。そこに、カッコいい革靴に見とれている一人の男がいた。男は、革靴を手に取って、非常に気にいった様子だった。 そこへ妻と小さな子どもがやってきた。男は妻に、靴への賛美を投げかけた。すると、妻は「あんた、怪しい…。あんた、...

　 油彩、パステルプライマー、キャンバス（140mm×100mm） 2010年作サインはキャンバスの裏側。 　日本においてヤモリ（gecko）は「家守」と書きます。家を守ってくれる縁起物と考えられています。この作品は、2010年に描かれました。「家守」の連作の、一...

　 トイレットフィッシュ ブルーインク、水彩紙（100mm×140mm) 5000円（額縁込み）

　 個展は無事に終了しました。 応援してくださった皆様、ありがとうございます。 この緑色の絵は、油絵の「下地」のつもりでした。 約一年ほど私の部屋に置いてありました。 この下地の上に、何を描くべきか、考えていたのです。 この下地を妻が見つける...

　 本日の東京は、雨。 秋雨を予感させます。 収穫の秋が間近であることも感じます。 過ごしやすい時季になったなら、 親しい人を連れて、 近くへ遠いところへ旅に出たいと思います。 近くて遠いところ…、たとえば温泉。