個人情報が不安にならないの? それでもマイナンバーカードを作ったわけ 

抵抗感がある方は多いマイナンバーカード。私は身分証明書として作成しました。いずれ義務化されると思い、マイナポイントがもらえるうちにと感じたからです。

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作ろうと思ったきっかけ

 私は身分証明書として作成しました。顔写真付きの身分証明書がなくなるのが不安だから。以前は健康保険証で身分証明できましたが、顔写真つき身分証明書を必要とされる機会があり、住基台帳カードを作成しました。1年以内に有効期限がきます。顔写真付きの身分証明書といえば運転免許証とパスポートを思い浮かべますが、私は運転免許を持っていません。パスポートを持ち歩くのは不便です。

 マイナンバーカードはいずれ義務化されると思い、マイナポイントがもらえる期間中に申請しようと思いました。インターネットで申請したのが2022年8月末、受け取りに行ったのが10月中旬。受け取りまで45日かかりました。

 「自分の個人情報が不安にならないの?」とマイナンバーカードに抵抗感がある方は多いです。不安になる意見もわかります。健康状態などの情報を自治体に管理されるのでプライバシーの侵害だと思うのでしょう。自分自身の意思とは関係ないところで把握されるのが嫌なのだと思います。

 しかし、クレジットカードやECサイトを利用したら履歴が残ります。よく行くお店のポイントカードを作れば、そのお店に購入履歴を把握されます。健康保険証を利用して通院すれば通院履歴が残ります。

マイナポータルで何ができるの?

 マイナポータルは子育てや介護など、行政手続のオンライン窓口です。 スマートフォン版のマイナポータルアプリではマイナンバーカードを使って各種サービスが利用できます。アプリに4桁の暗証番号を入力後、マイナンバーカードをスキャンしてログインします。カードをスキャンして、さっそく自分の情報を取り寄せました。

健康・医療 診療・薬剤情報
 通院履歴(クリニック名、請求金額、明細、薬局、薬名)がわかりました。9月、10月は歯医者に通院していたのですが、どのような治療を受けたのか詳しくわかりました。

税・所得情報
 毎年6月に給料明細と共に会社から渡される書類の内容が書いてありました。他には年金関係、世帯情報、健康医療 健康保険証情報を入手。詳しくわかり、驚きました。

中国の「身分証」

 中国には「身分証」と呼ばれるマイナンバーカードのようなカードがあります。このカードがなければ中国では何もできない、と言っても過言ではありません。例えば高速鉄道の予約、乗車、ホテルの宿泊など、ありとあらゆる場面で身分証が必要です。

 中国人は財布を持たないで生活している人が多いです。露店、冠婚葬祭で送るお金、個人商店、ほとんどのお店でもモバイル決済ができます。

 買い物データはサービスのデータをひもづけて収集されますが、信用情報としても数値化されるそうです。便利さとプライバシーは紙一重だと思いました。

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この記事を書いた人

会社員。好きなものはハーブティー、ジェロントロジー、キャッシュレス、ナツメチップス、ヤマト屋

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