運は4種類に整理できる
著者は運を4つの種類に分けて整理しています。「宿命」「偶然」「機会」「確率」です。「機会」を開発していくと「宿命」とあきらめていたものを変えることができ、「確率」を見立てると「偶然」に任せるよりは、未来をある程度見通すことができるようになるーー。「自分でコントロールできない運」 とできる運は裏腹の関係にあるのだと言います。
「コントロールできない運」に対して「コントロールできる運」を開発したり管理することによって、間接的に影響を与えることができる、としています。
本書では、アンガーマネジメント、チャンスが訪れたときにそれが本当にチャンスなのかの判断の仕方、悩むことと考えることの違いなど、さまざまな論点が語られています。
ここでは、運(機会)を開発する論点として挙げられていた「偽ポジティブ思考のワナ」というお話をご紹介したいと思います。