私は漢方薬に助けられたことが何度もあります。10年以上前に元上司のパワハラとセクハラで心身を壊しかけた時は建林松鶴堂という漢方メーカーの漢方薬で元気を取り戻しました。花粉症で苦しいときは小青竜湯、咳が止まらない時は麦門冬湯、貧血の治療で鉄剤が合わなくて十全大補湯に変更しました。
令和元年中医健康まつりを知ったきっかけ
中医、漢方薬の講演会があれば行ってみたいなと思っていたら、ちょうどいいタイミングで「令和元年中医健康まつり」を知りました。
令和元年中医健康まつりを知ったきっかけは、お茶を買いに行った「東文中醫クリニック・新橋」の受付にチラシが置いてあったからです。
この病院で販売しているお茶、おいしいです。一袋300円(税抜き)です。
中医の講演を聞きたいし、無料の健康相談も受けられるので、さっそく申し込みました。
では当日、どんな会だったのかご紹介します。
東文中醫クリニック・新橋のブログより
https://ameblo.jp/tbtcm/image-12537910429-14619981653.html
受付で健康相談の申し込みをしたことを申し出ましたが、残念ながら私の名前は登録されていませんでした。それでも少し空きがあったので、東文中醫クリニックの健康相談を申し込みました。
中医健康講座は自由席、入退室自由です。私は14時過ぎに行きましたが、すでに100人以上の人が座っていました。中医健康講座への関心の高さがわかりました。
講演会はスライドを見ながら進行しました。講演内容の写真を貼りますね。最後は気功で体をほぐしました。
講演会は7階、健康相談は8階ですが、同時進行です。健康相談の順番がいつ回ってくるのかわからないため、予定している時間の少し前に8階に上がり、自分の番を待ちました。
しばらく待っているうちに私の番がきました。日本人の田口先生と中国人の劉先生がいます。田口先生の問診が始まりました。年齢、体調、既往症、アレルギー、就寝と起床時間、服用している薬、習慣化している運動、飲酒、喫煙しているかなどを聞かれます。
私は最近、尺骨神経痛という肘から下がしびれるような痛みを感じている、貧血で十全大補湯を服用している、最近忙しくて心身が疲れていることなどを説明しました。
田口先生は話を聞きながらメモをとり、急に「脈を図ります」と言い、田口先生と劉先生の二人で私の両手の脈を図りました。舌を出すように言われ、恥ずかしかったですがべぇっと出しました。
その後「腎の脈が少し弱いです」と言われました。ここでいう腎は腎臓ではありません。漢方本を読んだことがある方ならわかると思いますが、東洋医学でいう「腎」とは、生命エネルギーのバッテリーのようなものを指します。
この本に詳しく書いてあります。
私が田口先生と劉先生から受けたアドバイス
1) 気持ちが弱っているときには胸の中心部を押すといい。身体の中心部には大切なツボがたくさんあるので、上から下まで指圧するといい。
2) 劉先生が私の腕の内側を刮痧(カッサ)でこすり、肩をマッサージしてくれました。劉先生の手がとても温かくて気持ちよかったです。
プラスチック製のカッサは勧めないそうです。私が10年前に買ったカッサは櫛の形で天然素材、こんな感じのカッサです。
さっそく帰宅後にカッサで体をこすりました。カッサは肌に当たる面が大きく、少ない労力で大きな効果を感じました。中国ではカッサのかわりに茶碗を使い、母親が子供の身体の中心部をこすっているそうです。
3) バラのお茶を飲む。お茶用のバラのつぼみを購入、紅茶、ほうじ茶などに少し混ぜて飲むといいそうです。バラの香りにはリラックス効果があるそうです。
4) 身体を冷やさない。緑茶は体を冷やすので避ける。生姜など身体を温める食材を摂る。
5) 腹式呼吸をする。心身が弱っていると呼吸が浅くなるので、腹式呼吸をするだけでも効果がある。
6) 貧血の私に対するアドバイスですが、鉄分を含む食材を積極的に食べること。植物性食材にも鉄分は含まれていますが吸収がよくないので、吸収率が高い動物性食材の方がいい。
クリニックで扱っているお茶をとても気に入っているお礼を言えました。
生活にすぐに取り入れられる具体的なアドバイスはとても役立ちました。
何か不調があるときにはクリニックに相談しに行きたいと思いました。
来年も中医健康まつりがあるかは未定だそうですが、もし開催するならぜひ行きたいです!