こんにちはジャスミンです。前回は父を見送った話を書きました。
https://www.kaiteki-lab.info/archives/62586
悲しくてもお腹は空くし、思い出話で笑うこともあります。父の病気から亡くなるまで、そして亡くなってから一カ月。私はどうやって現実と向き合ってきたのかを書いてみます
悲しみを乗り切るための10のチェックリスト
1 病気に関する専門家が書いた本を読む
今は闘病ブログ、病気の記事などがインターネット上で公開されています。私は医師が家族向けに書いた本を読み、体の変化、周囲の反応、家族ができることなどを学び、多少の知識を得ました。
2 エレベーターにトランクルームは設置されていますか?
エレベーターのトランクルームを知っていますか? 病人をストレッチャーに乗せて移動するトランクルームです。設置されているエレベーター、設置されていないエレベーターがあります。普段は施錠されているので気が付かない住人が多いと思います。
集合住宅に住んでいる人は、エレベーターにトランクルームが設置されているか、ぜひ確認してください。設置されている場合は、誰が鍵を管理しているのか要確認です。
https://realestate.yahoo.co.jp/magazine/ksano/20140922-00000006
3 すぐに連絡がとれるようにする
家族、病院などから連絡が入る場合に備え、事情が許せば携帯電話をいつも近くに置いておく、会社に電話が入るようにするなど、すぐに連絡がとれるようにします。寝るときは枕元に携帯電話を置いておきます。
4 交通費は多めに準備
私は自動車の運転をせず、公共交通機関で移動します。自宅、職場、病院、実家、全て別の場所にあるため、交通費がかなりかかりました。IC定期券には多めにチャージして不足しないように気を付けます。タクシーで移動することも考慮し、千円札を多めに準備しました。
5 インフルエンザ予防接種、マスク常備
インフルエンザ予防接種の反対意見があるのは知っていますが、病人に風邪やインフルエンザがうつると重症化します。私は接種するのを選びました。今年は風邪をひいてもすぐに治りますので効果があったのかもしれません。病室に入る前は手指消毒します。マスクも推奨されています。病院に行く時はマスク必須です。
6 仕事の引継ぎ
私が不在中でも仕事は続きます。上司、同僚などの助けを借りつつ、仕事が滞らないように気を付けました。メール、チャットなどで時々連絡を取り合いました。
7 日用品の在庫チェック
病院、実家などを行き来すると夜遅くなる日が多かったです。必要な時に必要なものが足りなくなるのを避けるため、気が付いたときに多めに買いそろえました。帰りが遅くなる日が多く、簡単に料理できる食材をそろえました。
8 会社の慶弔休暇を調べる
ほとんどの会社には慶弔休暇があります。故人とのつながりの深さで休暇日数は変わります。私の職場では、両親が亡くなった場合は六日間の特別休暇を取得できます。死亡届のコピー、葬儀会社が作成する訃報など、職場によって必要な書類は違います。必要な時に慌てないようにするため、あらかじめ調べておきます。
9 喪服の準備
一年前に知り合いが亡くなり、久しぶりに喪服を引っ張り出しました。20年前に購入した喪服が似合いませんでした。私の体形が変わったからかもしれません。今はオールシーズン用のワンピースの喪服を二着持っています。ほとんど使う機会がないフォーマルバッグは、早めに出して形を整えました。
10 自分をいたわる
大切な家族が病気という現実。いつ何が起こるのかわからない緊張感。気が付かないうちに疲れがたまっているようです。日々の疲れを解消するため自分をいたわるのは必要です。ゆっくりお風呂に入る、アロマライトで好きな香りを楽しむなど、小さな楽しみで自分をいたわりました。
まとめ
あれから約1カ月経ちます。毎日毎日、父をよく思い出し、時々泣いてしまいます。いつ何があるかわからない緊張感が終わり、どっと疲れが出ました。悲しい気持ちよりも「葬儀を無事に終えた」という安心感の方が強いです。悲しくてもお腹は空くし、思い出話で笑うこともあります。