40代後半が迎える50代仕事探し「清掃の仕事でお金をもらって健康に」の人生観

ちょいわるおやじ (写真=PhotoAC

40代までに獲得したスキルが転職活動でアピールポイントになるのか、50代を迎える私もわれながら疑問です。それよりも、アラフィフという年齢がスキルの前に立ちはだかっているからです。

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40代後半の私が迎える50代

若い頃はちょいわるおやじに憧れていた私ですが、いざ憧れの50代を目前にすると戸惑いを感じています。

30代から美術制作の事業化に「個人」でチャレンジしていました。個展などを行い、国内外のお客様から絵画やイラスト・ロゴ制作の仕事を受注しました。年収としては微々たるものとなりますので、これだけで食べてはゆけません。ダブルワークで活動していました。50代も間近になると、仕事探しも難しくなってきます。

清掃や介護なども必要とされている

おっさん同士でつるみたいと思っていても、雇う側も同じことを考えているとは限りません。おっさんと若い人がいたならば、潜在能力がある若い人を雇いたいと思うものしょう。古い電球より新しい電球の方が明るくて長持ちします。

私のようなアラフィフはこうした現実を受け入れる必要がありそうです。知力や体力も衰えてきます。このことは、案外無自覚なんですよね。求められる業種や職種も限られてきますので、キャリアにとらわれず前向きに探す必要が生まれます。

清掃や介護も必要とされている

私がYouTubeでチャンネル登録している「合同会社ストレートラインザクケローニ」のアップ主さんは、40代初めに失業しました。現在は早朝の清掃バイト、派遣社員(現在は契約社員になったようです)、そして起業してトリプルワークをしています。

お金を出してジム通いをするよりも、お金をもらって清掃をした方がいい」。清々しい口調で語ります。

https://www.youtube.com/watch?v=f3iFAno4otg
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清掃のお仕事はアラフィフにとって健康管理にもなり一石二鳥に感じさせます。実は、私もやってみたいと思ってしまいました。

人手不足が報道されている清掃や介護はアラフィフ世代の労働力も貢献できそうですね。いままで知らなかった世界との出会いも考えられてくるでしょうから、ワクワクもしてきます。

自分のために経験とスキルを使う

こうした一方で、これまで経験したスキルを捨てるのはもったいない気もします。

培ったスキルは、企業のために使うのではなく、自分のためにも使えます。はじめは趣味と恥じらいつつも、心のうちではビジネスの成功を期待して続ける仕事です。

才能やスキルの作り方

画家たちをみて面白い発見をしました。才能やスキルが無いことも、才能やスキルのうちなのです。

才能がないことも才能のうち

才能やスキルが抜きん出て無ければ無いほど、才能やスキルが高まるという現象があります。角が立たない具体例としては、子どもの絵もそうですね。ナイーブアートとか、アウトサイダーアートとかとも言ったりもしますしますが、そんなジャンルの話自体はここではどうでもいいことです。

絵も文章も人間的な壊れっぷりは作品に反映されます。壊れていれば壊れているほど商品価値が高まることすらあります。それはまさしくオンリーワンなのです。「こりゃひどいわ」が命がけの飛躍をとげて「こりゃすごいわ」に変わることもあります。これは凡人たる、驚くべき発見でした。無いことにも商品化できるのです。

YouTubeで語る失敗談も手本として有益で参考になるものです。負の経験が有益な情報に変わっていますね。

自分にしかない長所や欠点を洗い出し商品化することは、雇われることでは求められない醍醐味と言えましょう。長所は長所でしょうが、短所も長所にすることができます。

みずから育む仕事にとりかかる複数の意義

自らの仕事も育む

非正規社員で仕事をしていると、自己紹介では後ろめたさ感じることがあります。しかも、相手もどう答えたらよいか分からないという表情もすることも。

自分だけのプライベートカンパニーを設立し、「自営業」とも名乗れば場の雰囲気も変わる公算が大きくなります。事業化には「個人」でなく、法人でチャレンジする選択もあることに気づきます。

世間に役立てるような小さな仕事

安定した職場に勤めているのなら選択と集中で、その仕事一本に人生をかける意義があります。転職する必要はありません。しかし、そうではない場合は収入源は分散させた方がリスクは低くなります。発想は逆になります。私自身は後者です。正社員は就業規則でダブルワークができないというケースもあります。

介護の資格をとるとか、ピンポイントで清掃のアルバイトをするとかも考えています。そして、メディア関係で世間に役立てるような小さなビジネスもはじめてみたいと計画しています。みずから育む仕事は収益化できた方がよいですが、マネタライズできなくても続ける意義はあるのでした。

(本文中の写真、断りがないかぎりすべてPhotoAC)

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この記事を書いた人

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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