「校正校閲なんてものは日本語チェックだから、国語力があれば誰でもできる」。これは大きな間違いだと感じます。
私は文学部出身。社会に出てからは瀬戸物、お掃除、歴史などの編集やライティングに関わってきました。このような私が経済誌の校正校閲をすることになったのです。若い頃からチャレンジしてみたかったお仕事でした。このお仕事には趣味で受けていた日経TESTが役立ちました。決算短信もなんとか読めます。
校正校閲は、正しい日本語を知っているだけでなく、扱う分野の専門知識も必要です。私は金融関係の資格は何一つもっていません。そこでFPと簿記の勉強を始めようと思いました。すると今度は数学・算数もすっかり忘れていることに気づきます。電卓に頼りすぎて、九九もあやしい。私はどうも「8の段」が苦手です。さらには、英語力も必要です。例えばアメリカの政策金利が変更になったとあれば、FOMCのウェブサイトで直接確かめなくてはなりません。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomc.htm
以上のことから、FPや簿記の勉強だけでなく、漢字検定と数学検定と英語検定も私に役立ちそうです。
最近つくづく思います。 小学・中学レベルの知識をおろそかにしてはいけないと。人を罵倒する言葉で「幼稚園からやり直せ」というものがあります。しかしながら、幼稚園に戻っても学び直すことはほとんどありません。粘土あそびやお遊戯ぐらい。本当に学び直す価値があるのは、小学生のときに学んだ知識です。(例えば「すだれ算」とは何かは覚えてます? 1平方メートルを平方センチメートルに直すといくら?)
取りあえず、「FP独学道場」というものをはじめてみることにしました。
https://bookstore.tac-school.co.jp/dokugaku/fp/#3q
DVDで授業をしてくれるセットです。3級なら1万以内の予算でチャレンジできます。受験経験者に聞いてみましたところ、テキストと問題集だけで受験対策としては十分のようです。しかし、我が家の家事は分担です。このようにDVDなら「ながら勉強」ができるので便利だと思いました。洗い物をしたり、洗濯物を干したりしながら勉強できます。
FPの6分野(ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継)はどれも必要な知識。余裕をもって1月ぐらいに受けてみます。