ハラスメント上司の誕生【セクハラ、パワハラに耐えた10年間①】

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こんにちはジャスミンです。これは私が経験した「セクハラ、パワハラに耐えた10年間」のお話です。ハラスメント上司の誕生悲劇、そして和解に至るまでを4回に分けて書いてみます。

目次

ハラスメント上司の誕生

セクハラやパワハラに、本当に困ったら逃げることも一つの手です。私の場合は逃げずに残ることを選びました。「この人はある時期がきたらいなくなる」とわかっていたからです。

この経験を通して、よく分かったことがあります。たとえば、自分がどんな状況のときに落ち込むのか、立ち直りに時間がかかるのか。そして自分が元気になる方法などでした。

このセクハラ・パワハラ上司は私より約20歳年上です。入社したときはすでに60歳近く。他の会社から早期退職して入社してきました。昨年に退職し、今は週に何度かアルバイトに来ています。こういうわけで「元上司」という書き方をしておきます。

この元上司は冗談が好きで話し好き。初対面の人でも堂々と話します。自分の話をするのが大好きです。言い方をかえますと、他の人の話を聞くのは苦手。といいますか、最初から聞く耳を持たないようです。私は彼の出身地、誕生日、家族構成、家族の名前、孫の名前、ペットの名前まで全部知っています。私から聞いたのではありません。相手が話したから知っているのです。一度だけなら多分忘れてしまったでしょう。しかし、何度も何度も話すので覚えてしまいました。

彼は面白い話をしては周囲の人を笑わせていました。口癖は「俺はセクハラ、パワハラ常習犯だから」です。従業員の前でも、お客さまの前でも平気で言います。お客さまは苦笑いをしたり、黙ったりしてしまいますが。

いまどきセクハラ、パワハラなんかしたら自分の立場が悪くなるだけ…と思っていました。そして、セクハラ、パワハラの矛先は私に向いてしまったのです。

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この記事を書いた人

会社員。好きなものはハーブティー、ジェロントロジー、キャッシュレス、ナツメチップス、ヤマト屋

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