心のボラティリティー
株価と同じように、心身のコンディションも上がったり下がったりするものです。ボラティリティー(Volatility)とは、一般的に価格変動の度合いを示すことばですが、心にもあてはまります。
心に動きがあること自体は正常なことです。問題は自力でコントロールできないときでしょう。ネガティブな方向に気持ちが動いているときに、ポジティブな方向に引き戻してくれる人の助けがいります。中央銀行の総裁のような存在が心にも必要なのです。
サポートしあう関係は、たくさんある必要はありません。大事なのは関係の深さであり、多さではないからです。
サポート関係のひとつに夫婦があります。力になってくれるパートナーなのですから、より相手を理解し、良いパートナーシップを築きたいものです。
謎の一例
ところが、パートナーを理解しようと努めるものの、ときには謎に出くわすこともあります。
妻はふだん瞑想的な静かな音楽を好んで聴いています。そうかと思えば、モトリー・クルーも好きだと言います。モトリー・クルー以外のヘビメタも好きかというと、そうでもなさそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=3WAZ60xA9wo先日、わたくしがレッドツェッペリンの名曲「カシミール」を聴いていると「なんですか、その変な曲は」とつぶやいていました。
結論:謎は謎として理解しておく
妻がモトリー・クルーを好きになったきっかけは、英語の教材に使っていたからだと言いました。もっとも、教材としては向かなかったようですけれど。
人は矛盾する生き物です。私だって洋楽が好きですが、ときどき演歌も聴きます。人間は大きな森のようなものとして捉えるべきなのでしょう。森のなかには、いろいろなものが住んでいるものです。謎は謎として理解しておくことにします。