場所によって適切な時計がある
「音質や画質、速さが改善されるものはお金に余裕があるときに買えばいい。でも、いままでできなかったことが可能になるものは、借金してでもすぐに買ったほうがいい」(倉園 佳三さんの著書『iPhone×iPadクリエイティブ仕事術』より)
上に引用した言葉は、2010年に出版された本なので、取りあげるiPhoneの種類は古い。でも、先の言葉に強い力を感じています。
見つけたチャンスを逃さないために、お金を蓄えておく必要があります。私たちは何を選択し、何に集中するべきなのか、常々悩みます。
iPhoneやiPadに限ったお話でもありません。最近買って、生活が変わった時計のお話を書いてみます。
この時計を選んで良かった点
最近の素晴らしい出合いは、シンクにぴったりの洗いおけ、そしてカレンダー付きのデジタル時計でした。妻と一緒に、迷いつつ選んだ時計はセイコーの「SQ421B」という型番のものです。約7000円で購入しましたが、ショップによっては5000円台でも売られているようです。
すっかり惚れこんでしまいました。時計選びのコツは、絵画の額縁と同じで、「壁と床の色」に合わせることだと思います。わが家の床も、暗めのブラウンです。大昔からそこにあったかのように、ぴったりと壁に馴染みました。壁掛け用の器具もついます。
時間を計る料理のため
各部屋には、アナログ型の壁掛け時計があります。しかし、ダイニングだけは、アナログ型ではなく、デジタル時計を使っています。麵の茹で時間や、コーヒー淹れる蒸らしの時間。これらを把握するときに、いちいちキッチンタイマーがなくてもよいので、とても便利です。炊事の効率も上がります。
本日の曜日を把握する
六曜、曜日、湿度、温度、日時秒などが分かります。本日の曜日は「木曜日」。「明日は金曜!仕事をもうひとがんばりしましょう。週末は友だちと楽しみな読書会」と気持ちをリセットします。
湿度と室温で体調を管理する
台風がやってきた日の湿度は80パーセント以上もありました。体調が思わしくない、この天気だったのかもしれません。
カレンダーを眺めると生活にメリハリがつく
カレンダーを眺めていますと、瞑想(めいそう)的に心が静まってきます。ふむふむ、もう10月も下旬か…。秋もそろそろ終わりだな、なんて思いに耽ります。過去・今・未来の流れに身を置き、来るべきイベントをイメージできます。11月の楽しみなイベントに思いめぐらします。
この時計の不満
この時計の不満も書いてみます。
常時表示は「大安」のみ
カレンダーで常時表示は、大安のみ。でも、これって、逆にハッピーな日を強調してくれるので親切なのかも。丸い「六曜」のボタンを押すと、各六曜を確認はできます。
プラスティック製のボディ
ボディはプラスティックなので、よーく観察すると、アルミよりもチープに感じる可能性がある。私は感じませんが。プラスティックだからこそ、軽量化に成功しているという感想が本音です。
取扱の注意点
注意しなくてはならないのは、乾電池が錆びないように、チェックすることでしょう。似たようなデジタル時計で、乾電池の錆びが、時計内部に広がって故障させてしまった経験があります。
とても気に入りました。10年以上は使ってゆきたい時計です。そして今朝も、この時計をみて3分間でコーヒーを上手に淹れ終えるのでした。