東京・仙台間は、高速バスを利用すれば、わりと気軽に行き来できます。フットワークを軽くして、東北へもっと訪れたい。このように思ったきっかけは、宮城の地酒でした。
「仙臺驛日本酒バル ぷらっと」は、仙台在住の友人ごひいきの日本酒バーです。JR仙台駅の駅ナカ1階にあります。手ごろな料金で、宮城の地酒を飲みくらべできます。居酒屋のようなやかましさがなく、カフェ感覚の落ち着きがありました。読書をしている女性一人客もいらっしゃったくらいです。
日本酒初心者なので、どれを注文すればよいか分かりません。「純米酒3種セット」(税抜・980円[1])を頼んでみました。店員さんおすすめ純米酒を、ワイングラス(50ml)でいただきます。今回は「栗駒山 夏酒」「日高山 純米酒」「阿部勘 純米辛口」の3つでした。小鉢も2品ついています。おすすめのお酒だけあって、飲みやすく軽妙です。つい飲み過ぎてしまいそう。
おぼつかない様子を見て、友人が教えてくれました。日本酒は、水を一緒に飲むのがコツなのだそうです。この水のことを「和らぎ水(やわらぎみず)」と呼び、悪酔いを防ぐ効果があります。
メニューにオムライスがあると、つい注文してしまいます。初期の村上春樹作品からの影響なんですが。とろけるような卵のオムライスも、日本酒の肴に意外とあうものです。
最後に「天上夢幻 にごり酒」をいただき、今回は「お愛想」にしました。主役はお酒で、1時間ほど話し込んだひとときでした。以上で1人3000円ぐらい。
「仙臺驛日本酒バル ぷらっと」で、地酒の味の違いが分かります。日本酒の楽しみを知ったので、近々また仙台に行ってみるつもりです。
【脚注】
- 価格は2017年7月16日当時のもの ↩