バーチャルな株投資ゲームをする理由
ジャーナリストの池上彰さんは、株式投資に参加することは「経済活動に参加すること」と言っています。
日本では株というと、儲ける手段というイメージが先行していますが、実はそれだけではありません。株を買うことは、その会社を応援すること、ひいてはひいては経済活動に参加することでもあります。
出典: 最新版 (図解)池上彰の 経済のニュースが面白いほどわかる本 (中経の文庫) | 池上 彰 |本 | 通販 | Amazon
私は、職務上の理由から株取引ができません。しかし、経済の動きと実生活がダイレクトに結びつかないと、例えば日経平均が上がったとか下がったと言われても、いまいちピンときません。
トレダビとは?
トレダビはパソコンのブラウザか、スマホアプリで無料で楽しめます(一部のオプション機能は有料[1])。 このゲームには4つの特徴があります。
- リアルなデータを利用、実戦さながらの体験ができる
- 実際の取引ルールの適用で、予行演習に最適
- 仮想取引の上位入賞者には、豪華賞品がもらえる
- ノーリスクで誰でも気軽に参加できる
実際の取引ではないので、負けても資産の致命傷は生じません。予行演習として最適です。
実際の値動きの20分後に、株価が反映します。銘柄探し、注文から約定まで、とてもリアルです。他参加者と競い合うランキングもあって、ゲームとしても楽しい。
大人としてのお金の教養が身につく
1000万円の資金からスタートです。
私はメディア業界に興味があるので、以前から買ってみたかった新興市場のGunosy株と、東証一部のDeNA株を購入してみました。デイトレーダーのように素早く売り買いを繰り返したり、逆張り、ナンピン(難平)買いなど、リスクオンで、やりたい放題やってみました。
結果は、負けばかり。トレダビでは税金は加味されないので、実際の含み損はもっと大きい。損切り、中長期的な保有、分散投資、トレンドの流れに乗ることの大切さを実感できました。それなりの勉強も教養も必要で、株式投資は主観にまかせた取引だけでは勝てないようです。
足立 武志「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 」
私の経済や金融に関する勉強は、このトレダビで勝つことに注がれています。最近読んで良かったのは、足立 武志 さんの「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 」です。文学部出身の私でも、すぅっと頭に入ってきた本でした。
会社四季報のチェックポイント、基本的な株式指標、どん底からの「復活株」、業績好調の「成長株」、忘れられたヒーロー「割安株」の探し方、粉飾決算の見抜き方などを、分かりやすく解説しています。投資に関する知識がまったくない方にオススメだと思います。
私も現在、読み返すこと三回目。トレダビで勝ってみたい。
【脚注】
-
◆ プレミアムサービス(オプション)とは?
1.取引情報の詳細分析がみられる「取引分析」
2.トップユーザの保有銘柄や注文履歴が覗き見できる「注文分析」
3.広告非表示機能◆ プレミアムサービスの仕組み
【プレミアムサービスの価格と期間】 1,080円(税込・加入は任意) 1か月間(申込日から起算) 月額自動更新。出典:株取引シミュレーションゲーム-トレダビを App Store で、閲覧日:2017年1月6日