包丁用の研ぎ器(シャープナー)で裁断機の刃は研げません

中華裁断機を長く使っていると、刃の切れ味は悪くなってくるものです。通常は、切れ味が悪くなると、刃を交換することになっています。しかし、新しい刃に交換せず、古い刃を研いで使い続けることはできるのでしょうか。結論を先に書けば、研げません。この記事は、この結果にいたるまでの記録です。

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実験を開始すると、中華裁断機の刃を研げないことは、すぐに明かになりました。理由は、角度にあります。

中華裁断機の刃は「レ」の字形です。片面だけ角度がついています

中華裁断機(大型裁断機 BA58A4)の刃は「レ」の字の角度がついている

中華裁断機(大型裁断機 BA58A4)の刃は「レ」の字の角度がついている

一方、包丁用の研ぎ器は「V」の字形です。刃の両方に角度をつけます

したがって、包丁用の研ぎ器で裁断機の刃を研ぐと変形します。研げるようになる保証はありません。というわけで、この包丁研ぎは、本来の役目である包丁を研ぐために台所で使うことにしました。「プレゼントだよ」だなんて言って、妻に渡しました。妻が水砥石を使って包丁を研ぐのは、少々ハードルが高いので。

なお、割れがあるなど、極端な痛んだ包丁も、この包丁研ぎでは研げません。

20年以上使いこんでいる古い包丁

20年以上使いこんでいる古い包丁

割れている箇所が、シャープナーで引こうとすると、ひっかかってしまうからです。このような包丁は水砥石でなら研げるかもしれません(実際にこの包丁は水砥石で研いでました)。水砥石も出番があるものなので、大切にとっておきましょう。

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この記事を書いた人

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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