日々の料理では、まるで味噌汁に味噌を入れるように、カレー調味料を使う。こんな具合なので、カレー粉やカレーフレーク(固形のルウを砕いたもの)の消費量は多い。ふだん愛用するカレーフレークは「S&B 赤缶 カレーミックス (通称「赤缶」)」ですが、一缶200グラムに物足りなさを感じる。もっとコスパが良い、1キロ袋入りの業務用を探してみようと思いました。
[related-post id=”11852″]
甘利香辛食品 花ベルカレーパウダーは上級者向き
まず購入したのは、Amazonのレビューも良好な「甘利香辛食品 花ベルカレーパウダー 1kg」でした。
原材料もシンプルで、小麦粉や油脂などが入っていないカレー粉です。いわゆる「カレーライス」を作るとき、とろみを生み出すためには、具材をマッシュするなど工夫が必要になります。一方、ドライカレーを作るなら、さらさらした調味料なのでむしろ便利と思われます。
実際に料理で使ってみると、ふだん使いのベースとしては、辛さが強すぎでした。私も妻も使いこなせず、旨味やとろみの出し方をめぐって、あやうく夫婦げんかになりかけた。
多くの評価を得ている良いカレー粉ですが、味の好みに相性もあり、次のカレー調味料を探すことにした。
S&B 特製カレーフレークは中級者向き
欲しいのは、なるべく自己主張しない、基本となるベース。
次に手配したのは、「S&B 特製カレーフレークA-1 1kg」です。ガラムマサラのようなカレー粉ではなく、カレーフレーク(ルウの一種)で原材料に小麦粉や油脂が入っています。日本で独自の進化を遂げたカレールウは、料理で失敗も少ない。
原材料の一番目が小麦粉なので、エスニック風というよりは、日本風「カレーライス」の味わいと予想がつきます。 まずは、味見用に、簡単なカレーを作ってみました。
カレーフレークを試食してみた
タマネギを、きつね色になるまで炒め、洋風スープとルウを加えます。赤缶にしてもそうですが、スーパーなどで見かける固形ルウと違い、これだけ使っても美味しくなりません。
瓶に入っているのは、クミンシードとコリアンダーシードです。目的に応じて、このようなスパイスや調味料を加えます。
試食用のカレーができあがりました。
食べてみると、甘利香辛食品 花ベルカレーパウダー 1kgとは逆に、辛味がほとどんどない。
基本のベースは辛くない方が便利
もともと辛いと、引き算で味を調えるのは難しい。スパイスを足し算で整えた方が楽です。好みに応じて、カエンペッパーや、シナモン、グローブ、ブラックペッパーなど、辛味のスパイスを加えます。香りづけには、カルダモン、ベイリーフ。深みを加えるには、最後にヨーグルトを使っても美味しいでしょう。
基本のベースとして非常に使いやすいと思いました。
「S&B 特製カレーフレークA-1 1kg」は、赤缶の流れをくむマイルドな味でした。当面は、このカレーフレーク(ルウ)をベースに使い込むつもりです。