先週末は、妻とお気に入りの讃岐うどん屋に行きました。立ち食いのお店なのですが、電車に乗って無性に訪れたくなります。
いつも、すごい行列です。でも、順番がまわってくるのは早い。席に着くと、すでに注文の品が準備されている。手際良さには、いつも驚く。
うどんやお蕎麦のトッピングを考えるのは楽しいですよね。みなさんは、何が好きですか。
この日は、とり天が目当てでした。でも、最近は「ちくわ天」も楽しいと思う。
きっかけは古典落語の「時そば」でした。このこっけいな話では、ちくわの厚さがやたら話題になる。
ある冬の深夜0時頃、小腹が空いた男Aが通りすがりの屋台の二八そば屋を呼び止める。Aは主人と気さくに「おうッ、何ができる? 花巻にしっぽく? しっぽくひとつこしらいてくんねえ。寒いなァ」とちくわ入りのかけそばを注文する。その後は、看板を褒めたり「いや、実に良い箸だよ。素晴らしい」と割り箸をほめる。更にそばを食べながら器、汁、麺、具のちくわなどを幇間(たいこもち)よろしく、ひたすらほめてほめてほめ上げる。
出典:時そば – Wikipedia(閲覧日:2016年7月28日)
江戸時代の蕎麦やうどん屋では、ちくわ天がトッピングされていたことが分かる。結構、由緒正しいものです。江戸情緒に思いを馳せながら、お蕎麦やうどんをすするのも楽しい。おにやんまのちくわも分厚く、大変に美味しかったですよ。
これからは、ちくわ天の(厚さ?)にもこだわってみようと思います。