こんにちは、ジャスミンです。2016年6月、一週間ほど仕事で北京などへ出張してきました。この旅のお話を、数回に分けてレポートしています。前回は、中国トイレと衛生事情のお話でした。
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第3回目の今回は、中国の食事事情についてです。これから渡航される方々のお役に立てれば幸いです。
あっさり料理好きが、中国へ出張
私の食生活は菜食が中心です。宗教や信条が理由ではなく、菜食の方が料理しやすく、おいしいからです。海外出張先の中国での食生活がどうなるか、出発前から気がかりでした。
みなさんもご存じのとおり、中国の料理は油を大量に使います。日本にある中国料理レストランの比ではありません。行く地域は決まっていましたが、食事する店は私が選ぶのではなく、お客さまが行きたい店に行くため、調べる余裕はありませんでした。
では、実際の中国食事事情はどうだったのか、書いてみます。
① 機内食
ベジタリアン食を選びました。搭乗前に予約が必要です。ベジタリアンにも種類があり、卵と乳製品を使う食事から特定の宗教の信者用の食事までバラエティ豊かでした。飛行機に搭乗すると、客室乗務員が「菜食のお客様ですね」と確認に来て、座席に「菜食」のシールを貼ってくれますから間違われることはありません。
② ホテルでの朝食
朝食は各国の食事を楽しめるビュッフェスタイルで、英語と中国語でメニューが書いてありました。豆のスープ、具が入っていない点心、蒸し野菜を選びました。ジュースが飲みたかったのですが、生ものは避けた方がいいと聞いたので我慢し、コーヒーやお茶を飲んでいました。
③ 北京ダックのような生地に野菜を巻く食べ物
料理の名前は忘れてしまいましたが、ある人がご馳走してくれた料理です。北京ダックのような生地に野菜炒めを巻いて食べる料理がとてもおいしかったです。
この生地にも油が塗ってあり油っぽかったですが、味はよかったです。
④ フードコート
自分で好きな材料を選べる鍋料理のお店を見つけ、湯葉、野菜、キノコなどをボウルに入れて会計します。10分くらい待つと出来上がりです。スープの出汁は不明ですが、かなり辛かったです。
⑤ 宴会
個室の宴会場でした。メニューは全てタブレットを見ながら選びます。野菜料理を選びましたが、食器の半分に調味料と油が残っている料理が多く、油を使っていない料理はあったのか謎です。写真を見ながら豆腐料理、野菜料理を選びました。ちなみに個室の宴会場にはトイレもついています。男女共用です。
⑥ 素食レストラン
とにかく、なにを食べても油が大量に使われている料理ばかり。「自分で選べる料理を選んでいいよ〜」と言われたときは、「素食レストランに行きたい!」とお願いしました。
中国語で菜食を「素食」と言います。北京には素食レストランがたくさんあり、知人お気に入りの「百合素食 (Baihe Vegetarian Restaurant」」に連れて行っていただきました。そこは、とても静かな空間で、北京の喧騒から離れて落ち着いて過ごせて長居できました。一緒に行った人たちも気に入ってくれたようです。
素食レストランとはいえ、多くの料理には油を使っています。中国の料理に油は切り離せないようです。
油が多い料理は腹持ちが良くて、少し食べるだけでお腹一杯になります。
お腹は壊しませんでしたが、胃が少々もたれました。でも、不思議と胃薬は整腸剤は一度も使いませんでしたよ。
このように、中国に行ったら、たくさんの油を使う地元料理との上手な付き合い方が必要だと思いました。なお、不思議なことに、帰国後に体重を計ると増えていませんでした。
野菜と肉料理とでは、身体の負担も違います。機内食など、野菜を食べられるときには、食べておいた方が良さそうですね。