こんにちは、ジャスミンです。
包丁やまな板を使わず、はさみで作るカンタン料理を、これから数回にわたりご紹介します。前回は、はさみで料理を思い立ったワケを書きました。
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今回は、はさみを使って、食材の美味しさをさらに引き出すお話です。
モヤシは安くて栄養満点。以下で紹介する「切る下準備」をすれば、モヤシはさらに食べやすくなります。
モヤシのひげ根を切る
豆が発芽すると、もともと豆にはなかったビタミンCができます。モヤシがもたらす美容効果も抜群で、シミ、ソバカスを取り、皮膚や毛髪をしっとりさせて、体内の老廃物を排出させる効能がある[1]と言われています。モヤシは大豆、緑豆が主ですが、けつるあずき、大根、そば、米、麦、アルフアルファ、そら豆など、実は様々な種類があります。通常、私たちが目にするのは、「緑豆」のモヤシだと思います。
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あるとき、友人がモヤシの面白い話をしていました。「モヤシのひげ根を切ると、見た目もキレイで美味しくなる」。たしかに、高級中華料理店などでのモヤシは見た目が違う。私もモヤシのヒゲ根切りを実践するようになりました。
手で、ポイっとちぎるだけです。モヤシ一袋で、15分ぐらいかかります。ところが、これが案外楽しくて、つい夢中になっています。夫は「味の違いがわからない、ひげ根はあってもなくてもいい」と言います。でも、料理をキレイに魅せるのは大事ですよね。
ひげ根なしのモヤシは、蒸し野菜、酢の物、ナムル、冷やし中華の具などで活躍しています。
面倒なら、ひげ根なしのモヤシを扱うスーパーマーケットなどもあります。ふつうのモヤシより値段は少々高めで、すべてのひげ根が切れているわけではないけれど、手間は省けます。
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枝豆の両端は切る
ちなみに枝豆でも、「切る下準備」をしています。
「両端を切ると食感がよくなる」という話を、どこかで聞きました。塩味がしみこみやすくなるそうです。そこで枝付きの枝豆は、はさみで枝から切り取るときに、両端も切るようにしています。枝付きではない袋入りでも、同じです。見た目はきれいです。
料理の見た目は、美味しさの印象ににも影響します。ひげ根なしのモヤシを夫はモリモリ食べていました。
【脚注】
- 『クスリになる野菜・果物 』木下繁太朗, 主婦と生活社 ↩