今日はでんちゃんは、パトロール中でお留守でした。今日は亀のお話でもしてみます。
心にすきま風が吹くような日には、毛の生えた温かいものを抱きしめたい。そして、その生き物に向かって話しかけたくなる。犬やネコ、ハムスターに鳥といった生き物なら、この欲求に応えてくれる。かつて飼っていたハムスターは、どんな話でも黙って話を聞き、静かにうなずいていた(ように見えた)。
その点、魚やカエルにヘビ、そして亀は人の話を聞いていない。だいいち、彼らの耳はどこだろう。彼彼女らに話しかけて、心が通じ合ったと思った経験はない。とはいえ、それこそが彼らの魅力なのだ。
近隣住民から溺愛されているご近所の亀を眺めていると、不思議に心が鎮まってくることを発見した。
いくら話しかけても、亀は私の話を聞いていない。亀も私に語りかけない。亀を眺めていると、瞑想的な気持ちになってくる。
「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本
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西多 昌規 大和書房 2011-05-16
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