本日(2016年04月23日)発売の「図書新聞」(3253号)で、板東孝明さん・深澤直人さんといった著名なデザイナーによるデザイン書『ホスピタルギャラリー 』の書評を書かせていただきました。
図書新聞は1949年創刊[1]の書評紙で、作家の藤沢周さんが編集者でいらっしゃったこともあります[2]。人文社会の専門図書を積極的に取りあげ、作家や研究者らによるゴリッとした辛口レビューは読み応えがあります。思えば私が学生だった20代、バイトをしていた出版社の広告を届けるために、図書新聞にはよく訪れたものです。とても憧れていた出版社でした。
話は戻って『ホスピタルギャラリー』ですが、「形態論」の話は目からウロコです。とりわけ、独学のアーティストに大きな恩恵を与えてくれるはずです。ぜひ、図書新聞を手にとってみてくださいませ。
なお、本書から私が想起した話として、小川かなこさんの作品に触れています。2006年にバートックギャラリーで行われたグループ展なのですが、ギャラリーの作家紹介ページで観ることができます[3]。