生ワサビをおろしていると、不思議と気持ちが落ち着きます。まるで、茶の席にいるみたい。特別な時間を過ごすため、道具にもこだわりを持ちたくなります。
愛用の鮫皮おろし器は、のり巻きライフを風味の面から、素晴らしいサポートをしています。しかし、最近はあることで少々不都合も感じるようになりました。生ワサビに限らず、生姜やにんにくでも、おろしの「目」(歯?)にこびいてしまうことです。
こうして、ハケやスクレーパーがどうして必要なのかを理解できました。購入したのは、貝印社製の調理器用便利刷毛というもので、値段も手頃な約300円台です。
まさに「ささっ」と、かき集めることができました。
細かめのおろし器とスプーンやフォークは、あまり相性が良いとは言えません。このようなハケが大変に便利です。
調理用のハケやスクレイパーは、台所にあるようで、案外用意されていないグッズでしょう。私だって、生ワサビの魅力にとりつかれるまでは、おろし器だけあれば充分だと思っていましたもの。
購入したハケは竹製なので、耐久性は弱い部類かもしれません。必要な消耗品として捉えることにします。