ワサビは勝負パンツのようなものかもしれません。ふだんは見えないところですが、ここにこだわるかどうかで、成功するかいなかがかかってきます。このようなことを、のり巻きに秘められたワサビは教えてくれます。といっても、恋愛ではなく、ワサビの話です。
いつも使っているのは粉ワサビです。成分はシンプルです。
問題は、本わさびではなく「西洋ワサビ」を使っていることでしょう。通常ワサビと言って思い出すのは「根っこ」の形をした本わさびですが、西洋ワサビは青々と茂った葉っぱが印象的です。本ワサビの原産地は日本ですが、西洋ワサビはヨーロッパです。辛さは本わさびの約1.5倍もあります。
チューブ式のワサビは便利なのですが、粉ワサビに比べると添加物が多いので、敬遠していました。でも、本当なら本わさびに憧れます。
モノドン, 国産生おろしわさびをプレゼントされた
毎日まいにち、のり巻きばかり食べていて、毎日が惠方巻です。そんな私を見て、妻が国産生おろしわさび 40gというチューブ式の本わさびをプレゼントしてくれました。瓶詰めも探すとあるようですが、チューブの方が酸化しなくて良さげ。
値段は、400円前後のようです。100均一のワサビとは4倍近くの値段の開きがありますが、素材はシンプルで良いものです。左がその本わさびで、右側は百円ショップなどで売られているワサビ。
さっそくのり巻きを作ってみました。手作りの厚焼き玉子とツナを巻いてみました。酢飯は二分づきです。
食べてみると、感動的に美味しい。優しく、深みを感じさせる薬味として上手な脇役を演じる味わいです。
思えば、ワサビはすぐになくなるものではないので、ここでお金は削るべきではないと思いました。薬味好きの我が家でも、半月ぐらいは使えるでしょう。見えないところも大切なのだという妻からのメッセージも感じた次第です。
参考資料
- 西洋わさびの産地、歴史、栽培について|「金印」のわさび(閲覧日:2016年2月2日)
- ホースラディッシュ – Wikipedia(閲覧日:2016年2月2日)