【森脇和成さんの芸能界復帰】我々ふつうのオジサンは、何を学ぶべき

20015

元・猿岩石の森脇和成さんが芸能界に復帰しているそうです。猿岩石といえば、1996年に『進め!電波少年』でのヒッチハイクの企画で有名でしたよね。

解散後、長く売れない期間を経て、有吉弘行さんは華麗なる再ブレークを果たしたもの、森脇和成さんは芸能界からは引退状態でした。果たして、森脇さんは再ブレークできるのでしょうか?

『進め!電波少年』でのヒッチハイクは面白かったけど、この企画を抜きにして猿岩石を見てしまうと、彼らはいったい何者だったの?と疑問が浮かびます。漫才師?コントをする人たち? いまでは軽妙なトークが魅力の有吉弘行さんも、猿岩石時代の映像を観るとオドオドしているみたい。当時の彼らには、「普通の人」以上の印象はなかったかもしれません(それが魅力だったのだけど)。

有吉弘行さんの有名な「おしゃべりクソやろう」というネタは、売れなくなりアルバイトをしないで引き籠もっていた頃に、テレビを見ていて生まれたと言います。復帰への執念を感じるし、ネタは生まれるべくして生まれたのだろうとすら思います。

一方の森脇和成さんはどのような芸を見せてくれるのでしょう?

2015年7月20日放送分「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演し、脱サラと復帰を宣言しました。

芸能界引退中は、実業家や会社員をしていたようですが、どれもうまくいかなかったようです。妻子とも別れてしまったとのこと。その身軽さから、芸能界へ復帰したと説明しています。

これに、これに対して同じく苦労人の土田晃之さんは「何なんだろうね、あいつ、同じことばっかり繰り返すでしょ?ちょっとやっちゃ次。ちょっとやっちゃ次で、また戻ってきただけだから。芸能界なんてそんな甘くないから」と苦言を呈しています。

たしかに、復帰の話が先行し、芸のスタイルは思い浮かびません。そして、2015年10月27日に「さんま御殿」で改めて復帰を果たしましたが、なんと番組内で発言することはほとんどなかったそうです。始まり方は、それとなく終わり方を暗示しているかもしれません。

森脇さんも、なにか、いくつかの芸があればいいのに。

有吉さんが売れない時代にアルバイトもせずテレビを見てばかりいたことは、芸能界復帰への伏線になったことでしょう。しかし、森脇さんは芸能界に復帰する伏線は、本人の強い意志というよりは、大人の事情もあったのかなといろいろと勘ぐってしまいます。

森脇さんの経歴やトークからは、事業の失敗、社会人時代の成績の悪さ、離婚…。このように度重なる失敗談が多く、景気の悪さを強く残すのが特徴です。成功とかワクワクさせるイメージがあれば、森脇さんも再ブレークを果たせるのかも。

そうそう、私たちおじさんは、彼の人生から何を学ぶべきなのだろう。

周囲に訴えかける、成功への物語づくりなのかも。転んでもタダじゃ起きない不屈さがあれば、なおカッコいい。周囲の意見に流されない大好きなものを追い求める姿があれば、なおさら素敵でしょう。

楽しくところに多くの人が集まるものでしょうから。

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この記事を書いた人

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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