【非正規雇用】正社員になる方が割に合わないこともある?!

20051-01

経済学者の竹中平蔵氏が、テレビの討論番組で「正社員をなくしましょう」と発言したことが以前、話題になった。どうなのだろう?人によっては正社員として働く方が大変だと感じる人もいるのでは?

思い返せば、私がとある会社で正社員をしていたことき、密室に従業員が集められ、ワサビ、ソース、タバスコなどを社長が混ぜたコーラを、同僚に暗号で中身を伝えなくてはならないという仕事があった。「ワサビ♡」「ソース♪」といった具合に懸命に尻文字で伝えようとしている同僚を見て、 正社員で働くってつくづく大変だよなあ〜と他人事のように感じたことを思い出す。あれ、オレって何屋だったの?

ブラック企業なんて日本社会では、とくに珍しい存在でもないに違いない。悲哀をともに、キツイ仕事をする人々もいるだろう。

幸いにして私は、さまざまなご縁を経て、挑戦したかった仕事をいただいている。心から、いまの仕事が大好きだ。会社を辞めることは一大決心でもあるけど、組織に関わることを辞めて、新しい道に飛び込んだのは良い判断だったのかもしれない。

正社員という身分が良いとか悪いでなく、会社のありようの方が重要にも感じられる。

もしも、ともに成長できる良き同期や同僚がいて、尊敬できる上司に恵まれているなら、何がなんでもその会社にいるべきだと思う。そして、実際にそのような会社が存在することも、私は経験的に知っている。

一方で、フリーで生きることも、人生に実りを与えることもあるだろう。運命は、自分が選択したというよりも、出会いや縁によって偶然に決ってゆく要素が多いかもしれない。まあ、楽しいことも、悲しいことも、人生をドラマチックに彩るだろう。それも素晴らしいことじゃないかい。

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この記事を書いた人

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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