我が家の縁起物、チベット曼荼羅の「ポスター」。百円ショップで売られているプラスティックのクリアファイルに収められ、やや貧相に見えます。ポスターも額装をして飾り方を工夫すると、もっと格好良く、更に威厳がでるはずです。「額装」の心得を簡単に書いてみます。
目次
作品の魅力を生かすも殺すも額装次第
油彩額とデッサン額
額には、「油彩額」と「デッサン額」に大きく分けられます。キャンバスを使った作品は油彩額を、“ペラ”の水彩紙やポスターなどはデッサン額を通常使います。
デッサン額とマット加工
ポスター原寸よりも、額はやや大きめのサイズです。フレームと作品の間には、大きな隙間ができます。この隙間は、マットを施します。ポスターを押さえる、ガラスに作品が直接触れないようにする、見栄えを良くするなどの意味あいがあります。マット加工は、作品に命を吹き込む大切な工程です。
オーソドックスな色は、ホワイト系です。しかし、決まりはありません。壁、作品、フレームの色のバランスから、「ああでもないこうでもない」……と悩みながらマットの色を決めてゆきます。
額選びとマット加工のコツ
額の大きさの規格は、必ずしもA版・B版ではありません。派手なフレーム装飾が、必ずしも良い結果を生むとは限ません。額選び、フレーム選び、マット加工は、作品を実際に持参して額縁売り場に行き、店員さんと相談しながら決める作業が大切だと私は考えています。東京ならば新宿の世界堂とか、ユザワヤなどに専門の店員さんがいます。フレーム、マット、作品の組み合わせからベストを見つけくれることでしょう。
この話の続き
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