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鼻歌なら暗黒世界のメロディーも許される
機嫌が良い日は、鼻歌を歌います。私はとてもオンチなので、周囲は曲名が分からない。キングクリムゾンだったり、Toolなどの曲を好む。ニルヴァーナのカート・コベインも影響を受けたと言われるキングクリムゾンの名曲「レッド」。不吉な旋律は、世界の終わりを暗示する。
歴史に残るバンドには、必ず名ドラマーがいる
キングクリムゾンの「レッド」は、ロック史上に残る名曲です。が、ややハードルが高い。当時、男っぷりの良い美声のジョン・ウェットンが在籍していましたにもかかわらず、ボーカルのパートがない。
高めのチューニングで、変拍子をものともしないビル・ブラッフォードの知的なドラミングが最高です。
崩れゆく不吉なドラマには、現実世界の崩壊を重ねる楽しみ方がある
エドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」のように、不穏な終末を予感する。メーターが望まずして到達したレッドゾーン、やむを得ず赤信号を突っ走るような危機感が心地よい。
下の動画は、ボーカルにエイドリアン・ブリュー、ベースにトニー・レヴィンを迎えて活動した第4期キングクリムゾンによる演奏です
雨の日も晴れた日も、キングクリムゾンの「レッド」で、機嫌良く過ごしたい。