精米機「匠味米」を使って玄米からの自家精米。飯をおかずに飯が食えるほど旨いのは本当か。

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撮影 /筆者:iPhone5

 我が家の食卓では、宮城県の米所である大崎市の農家からササニシキ”や“ひとめぼれ”などを、毎回30キロずつ購入しています。販売元の方のススメもあって、今回の注文から玄米で東京に送ってもらい、食べる直前に精米することにしてみました。

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レビュー 音は静か(動画あり)味も良し!

回転をみて癒やしあり

 4合ほど精米してみた。音は、ジューサー、もしくは洗濯機を回すような印象です。iPhoneで動画撮影し、youtubeにもアップしてみました

出典:YouTube

 真夜中の精米は好ましくないかも。精米は、利用者に規則正しい生活を送ることを、暗に要求していると思う。利用者は、動物や植物を育てる時のように、自分自身の生活を律する必要があるでしょう。

 古来より「回転」のデザインには、魂が模されているようです。精米機のなかで形作られる小さな渦も神秘的。私はふと、昔むかしに使っていた二層式の洗濯機を思い出しました。回転が終わると、脱水槽に洗濯物を移す作業が待っていたから。かつて、渦と向き合う時間は、いま以上にあったように感じます。

 渦は、神秘的で瞑想的。たとえば、海にぽっかりとできた渦、すさまじい低気圧がもたらす積乱雲、もしくは銀河系、またはゴッホが描いた星月夜とか。渦の中心には、世界の終わりがあるのかもしれません。実存するこの世界に生じた様々な渦を通して、私たちは無情を学ぶのでしょう。

大人の世界への招待

精米機と無情の世界

 精米機は、美味しいご飯とともに、瞑想的な世界へ招待することでしょう。安心していただきたい。安っぽいスピリチャル業界のことではありません。食卓という実存する世界。精米機は、精神的な静けさを求める大人のための、粋なグッズです。

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この記事を書いた人

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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