我が家の食卓では、宮城県の米所である大崎市の農家からササニシキ”や“ひとめぼれ”などを、毎回30キロずつ購入しています。販売元の方のススメもあって、今回の注文から玄米で東京に送ってもらい、食べる直前に精米することにしてみました。
レビュー 音は静か(動画あり)味も良し!
回転をみて癒やしあり
4合ほど精米してみた。音は、ジューサー、もしくは洗濯機を回すような印象です。iPhoneで動画撮影し、youtubeにもアップしてみました。
真夜中の精米は好ましくないかも。精米は、利用者に規則正しい生活を送ることを、暗に要求していると思う。利用者は、動物や植物を育てる時のように、自分自身の生活を律する必要があるでしょう。
古来より「回転」のデザインには、魂が模されているようです。精米機のなかで形作られる小さな渦も神秘的。私はふと、昔むかしに使っていた二層式の洗濯機を思い出しました。回転が終わると、脱水槽に洗濯物を移す作業が待っていたから。かつて、渦と向き合う時間は、いま以上にあったように感じます。
渦は、神秘的で瞑想的。たとえば、海にぽっかりとできた渦、すさまじい低気圧がもたらす積乱雲、もしくは銀河系、またはゴッホが描いた星月夜とか。渦の中心には、世界の終わりがあるのかもしれません。実存するこの世界に生じた様々な渦を通して、私たちは無情を学ぶのでしょう。
大人の世界への招待
精米機と無情の世界
精米機は、美味しいご飯とともに、瞑想的な世界へ招待することでしょう。安心していただきたい。安っぽいスピリチャル業界のことではありません。食卓という実存する世界。精米機は、精神的な静けさを求める大人のための、粋なグッズです。