大阪・北浜にあるオルタナティヴスペース「Links(リンクス)」で、ひと味違ったグループ展が企画されているようです。禁止、禁止、禁止……。14項目もある事項をクリアすることが作品制作の条件という「禁止藝術展」。この企画には、時代的な意義も感じます。アイデアは抜群!面白そうです。
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禁止ばかりの時代に「Links(リンクス)」で応える?!
森美術館の「会田誠展:天才でごめんなさい」へのフェミニスト団体からの抗議だったり、東京都美術館での「第7回 現代日本彫刻作家展」における「政治的な作品」の撤去だったりとか……。この一年の間に、やや印象深い、抗議や自粛の出来事がありました。
世間的にはクレームを恐れて、なんだか表現の世界は、お行儀の良い作品ばかりになってしまいそう。このたびの企画は、お行儀の良さも極めてみるとと、果たしてどうなるかという試みでもありましょうか。
禁止藝術展で試されるアーティスト魂
14項目もある無茶な禁止事項をクリアすると、いったいどんな作品が生まれるのでしょう?想像もつきません。「やりたいことをやる」のが芸術家だと思うのですが…、エロも暴力も取り上げられたアーティストたち。飽くなき「表現慾」、または「諦め」(?)…など様々な見所がありそうです。企画者は、Links(リンクス)に所属するイイノ マサリさん。Facebookにもいらっしゃるようですよ。
<募集要項>
- 参加料無料
- 参加資格3年以上の作家活動を継続的に行っている者、または美術系大学・専門学校を卒業した者および在学中の者
- 作品形態禁止事項に抵触していなければどんな形でも自由です(立体・映像・インスタレーション可)
- 出展作品1人1作品
- 販売必ず価格をつけて販売してください。 禁止事項に関係なく既存のグッズや雑貨・小作品も販売いただけます。
(売買成立時には販売価格より50%の販売手数料をいただきます。) - 検閲ご提出いただいた作品が禁止事項に抵触していた場合は展示をいたしませんのでご了承ください。禁止事項を必ず厳守し制作してください。
- 締め切り2014年5月31日
- 応募氏名と簡単な活動経歴と作品画像を数枚添付しeno@senseisha.co.jpまでお送りください。FBご利用の方はイイノにメールください。