マンションの水漏れ事故後。部屋の修理のため、夫婦で荷造りをしている。妻の部屋はすぐに荷造りできたのに、“私の部屋”は片付かない。大変な機会に、重大なことを気いたのでした。
撮影・筆者/iPhone4S
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「汚れを綺麗にする」だけでは不正解
掃除とは、「汚れを綺麗にする」では十分ではありませんでした!部屋のなかからは、自分が知らないモノがでてきます……。これらが自分の所有物と果たして言えるでしょうか?
汚れは、不幸に似ています。私たちが気づかないところで、少しずつ育ってゆき、気づいたときには汚れているのです。汚れを発見したとき、私たちは「どうして掃除をしなかったのだろう……」と反省するかもしれません。でも、掃除を「汚れを綺麗にすること」と考えている限り、汚れたときにしか、掃除を始めることはできないでしょう。
と、このことに、私は気づいたのでした。
掃除とは、すなわち“点検”!
掃除は点検のことだと確信しました。汚れを見つけることが目的ではなく、私が何を持っているのかを、改めて知る作業です。管理が行き届かなくなったとき、汚れは発生します。ホコリが被りはじめると言っても良いでしょう。自分の持ち物をひっくり返し、眺め返す作業が必要です。定期的な点検のなかに、「汚れを綺麗にする」作業は含まれているように感じました。所有とは、どこに何があるのか、知っていることなのかも。