テレワーク中は1時間の昼休み内で料理を終え、食事をしなくてはならない。前日に刻んだ鶏肉を準備しておき、効率よく親子丼を作ろうと思った。ところが……。丸めて凍らせていたため、熱がなかなか通らない。
冷凍で保存する場合、薄い板のようにした方が解凍で便利かもしれないと思った。油は使い忘れて、結果的に「水炒め」となった。
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料理中、私はYouTuberのやっちゃんねるさんのことを考えていた。やっちゃんねるとは、元派遣社員で独身46才の男性YouTuberやっちゃんが自身の生活を描くvlogだ。
もともとは「妻子・家なし、ハケン46才」と名乗っていた。配信開始から数カ月でチャンネル登録者数は13万人を超え、すっかり有名人となった彼はハケンを辞めた。今後は専業YouTuberとして生きてゆくようだ。
こうした人生の選択に、私はやっちゃんが迷走しているように感じた。視聴者は彼から工場派遣の実態とか、しのぎ方、ハケンからの脱出の仕方などを知りたかったり、観たかったりしたかったのではと思ったからだ。
コロナ禍による雇用の不安と相まって、ひたむきに見えた彼のチャンネルは人々の心に響くものがあった。しかし、不遇からの抜け出し方が単に収益による「ユーチューバー」になることに解決が示されているのだろうか……。
こんなことを考えながら、昼飯を作っていた。