新しいスパイスとの出合いは、心がときめきます。未知の味覚の扉が開かれるからです。珍しいスパイスを見つけるたび、箱に放り込んでゆきました。袋に入った種(シード)のまま。
スパイスが山になっています。出合いを有効活用できているとは言えません。原因は使いやすいミルが手元にないからです。すり鉢は使い方が難しい。電動ミルミキサーは水気のない場所を選んでコンセントにつないだり、メンテナンスをしたりするのが面倒です。こうしてシードのままスパイスが放置されてしまったのでした。
そこで複数のスパイスを管理できる手回しミルを探してみました。見つけたのが4種類のスパイスを挽けるスパイスミルスです(写真左)。値段は1000円台でした。
思いのほか大きかったことが印象的でした。もっともケースは小分けできるので、分けて収納するといった工夫もできます。
改めて使ってみて良かった点、いまいちだった点を書いてみます。
良かった点
- スパイスの有効利用
- きちんと粉砕できる
- デザインがシンプルで室内に調和しやすい
いまいちだった点
- ケースはプラスティックなので強度が心配
- 最下部のゴム部分がはずれやすい
ゴム部分はミルを回すときに、手のひらを保護する役目のようです。はずれやす方が理に適っている場合もあります。
百点満点とまではいかなくても、実生活で役立つので満足できました。スターアニス、アジョワンシード、クミンシード、グローブを入れてみました。これまで活用できなかったスターアニスも、手回しミルのおかげでより身近なスパイスになりそうです。