Amazonで評判[1]の良かったコーヒードリッパーを購入してみました。ステンレス製で、小さな穴の空いたフィルターがセットになっています。
結論を先に書きますと、予想以上に良い品でした。安価(税込1,499円で購入しました)で、ペーパーレスで、おいしいコーヒーを淹れられます。
コーヒーは面白いものです。同じ豆が淹れ方しだいで多様の味に変化します。毎朝飲んでいるコーヒー豆が、フルーティで濃厚な味わいに変わりました。
ペーパータイプのフィルターでは除去されていた油脂分が、ステンレス製ではそのままドリップされたからだと感じました。これは諸刃の剣で、雑味も多くドリップされることを意味します。これに対応するため、今回は「やや粗挽き」にしました。
上手に淹れますと、ほっぺたが落ちそうになります。
ただし、外箱のデザインセンスはやや残念です。なぜかインスタントコーヒーの写真が使われています。説明書の日本語も、ややつたない印象がします。
品が届いた1日目。まずはペーパーのフィルターと同じ方法で淹れてみました。お湯の温度は84度、コーヒー豆は中挽き(Kalitaナイスカットミルの8段階のうちの6)。フィルターに挽いた粉を投入します。お湯を落とし、まず「30秒」蒸らします(付属の説明書には「5秒」と書かれていましたが)。
コーヒー液はペーパータイプよりも速く落ちます。したがって終始、小さな「の」の字を描くようにして、お湯を注ぎました。結果は先に書いたとおり、すばらしく濃厚な味です。
その後、豆を変えたり、細挽きでも淹れてみたりしました。どちらもおいしくいただけました。
洗うときはペーパーフィルターのように、ゴミ箱へポイッ、とはいきません。だからといって、さほど面倒でもありません。残りかすをゴミ箱へ捨て、残ったかすは洗い流してしまいます。排水溝には細か目のネットをつけておくのが無難です。
いままでは、サードウェーブコーヒー風にHARIOのV60を使っていました。今後は、このステンレス製がふだん使いの品になりそうです。
【脚注】
- 2018年5月20日現在、Amazonのコーヒーフィルター部門で30位 ↩