趣味は室内で観葉植物を育ててめでることです。クワズイモ、ガジュマル、パキラを育てています。アロエにまつわる話でも書きましたが、一方で、妻は鉢植えが嫌いです。理由を聞きました。
- 土が舞って床が汚れる
- よくみると葉っぱが汚い
- 掃除の邪魔
さらには、心の傷となった出来事も話してくれました。最近の事件で、しかも犯人は私でした。
妻が部屋の掃除をしていると、クワズイモを植えた大きな鉢にぶつかり、鉢植えを倒してしまいました。ぶつけた足を痛がっていると、それを見た私は妻ではなく、クワズイモの方に駆け寄ったそうです。これを聞き、なるほどこれはいかんと反省しました。
高校時代に漢文で習った論語の一節が頭に浮かびました。
[書き下し文]厩(うまや)焚けたり(やけたり)、子、朝(ちょう)より退きて曰く、人を傷なえり(そこなえり)やと。馬を問わずと。
孔子の馬小屋が火事になりました。当時、馬は重要な武器であり、高価な財産です。孔子は急いで仕事から帰りました。孔子が心配していたのは、馬のことではなく、人の安否だったという逸話です。
論語と言えば、古くさい説教集だと思っていました。どっこいそんなことはなく、女心を理解するヒントもあることに気づきました。