秋が深まりますと、市井に出回る「ゆず」。愛読書の木下繁太朗著『クスリになる野菜・果物』によれば、ゆずは日本でも野生していたそうです。まさしくレモンは西洋の香り、そしてゆずは日本の香り。
仕事で疲れたときに、テーブルにゆずのお菓子をみつけました。砂糖漬けのゆずのドライフルーツです。口のなかに放り込みますと、ゆずの酸味でリフレッシュ、甘みで疲労回復した気分になりました。
この食べものは、妻が生協に注文して届いたものでした。「ゆずのまんま」という名前のとおり、「宮崎県産のゆずの皮」「砂糖」「酸味料」といたってシンプルな原材料になっています。
人にもよりましょうが、かんきつ系の香りに癒やしとリフレッシュ効果を常々感じます。参考までに、ゆずのお風呂の効用は肩こり、腰痛、筋肉痛だそうで[1]、固くなった体をとぎほぐしてくれます。
ちなみに今年の夏から凝っているのは、手作りのグレイプフルーツ風呂です。ゆずに限らず、かんきつ系の香りに癒やされています。いずれ、グレイプフルーツ風呂のお話も書いてみましょう。
【脚注】
- 木下繁太朗著『クスリになる野菜・果物』、主婦と生活社 (1993/11)、P205 ↩