うなぎといえば、かば焼き。かば焼きといえば、甘いタレ。いえいえ、タレを使わない「白焼き」(しらやき、「素焼き」と呼ばれることも)もあります。日々の食材調達には通販[1]をよく利用します。カタログで「うなぎの白焼き」を見つけました。
白焼きの味は、タレでごまかせません[2]。注文したうなぎは、鹿児島県大隅(おおすみ)産の養殖ものでした。天然ものではありませんが、こだわりをみせています。養殖池の水は地中深くからくみ上げた地下水を利用[3] 。加工前は、1日以上エサ断ちし、流水にさらしてくさみを抜きます。白焼きには、これくらいのこだわりでなければ。
うなぎは、密封パックで届きました。まず、湯せんします。
ウナギの白焼きの見た目は、ホッケの開きみたいでした。比較のために、タレ付きのかば焼きも並べてみます。
食べてみると、うなぎ本来の味をはっきり楽しめました。あの甘ったるいタレがないおかげです。独特のまったりとした食感が熱っぽく広がります。脂の乗ったうま味です。追って、ワサビしょうゆが効いてシャキッとしてきます。
ごはんのおかずだけでなく、酒のいい肴になると思いました。お酒のおともは、次の機会に。夏バテ防止に食べることも多いうなぎ。ご近所のお店で「白焼き」を見かけたときは、チョイスしてみてはいかがでしょうか。新しい味に出合えました。
【脚注】
- パルシステム、生協 ↩
- 白焼き – Wikipedia ↩
- 大隅産うなぎ蒲焼 | 生協の宅配パルシステム ↩