ドイツの哲学者ニーチェさんは、友だちのレー君から、ルーさんを紹介されました。知的な女性で、ニーチェさんはすっかり心を奪われました。
ところが、友だちのレー君も、ルーさんが大好きです。しかも、友だちの三角関係に留まらず、詩人のリルケさんまでルーさんに求愛しました。ニーチェさんのまわりは、強敵ばかり。モテモテ女子のルーさんを口説き落とす言葉を寝ずに考えました。
ニーチェさんは思い切って、ルーさんに求愛したものの、結果は「ごめんなさい」でした。彼女が夫として選んだのは、レー君も、リルケさんでもなく、イラン人の学者さんでした。ラスボスがいたの!
失恋の痛手に打ちひしがれたニーチェさんは、あの有名な「ツゥアラトゥストラ」を書くことになります。「神は死んだ」の名文句で有名ですね。まさに、ピンチな状況こそ、商機なり。がんばれニーチェさん〜!