百薬の長とも言われるお酒。馴染みの酒屋から、2種類の紹興酒を買いました。
目の前にあるお酒は10年モノと3年モノです。原材料はほぼ同じだけど、値段はかなり違います。お味も違うのでしょうか。
紹興酒は男が飲む酒ではない?
紹興酒といえば、日本人の私は中国の代表的なお酒だと思ってしまう。しかし、そうではないと断言するのは、「笑っていいとも」などを手がけた名プロデューサーの(故)橫澤彪さん。
中国人にとって、紹興酒とは、中国の一部の地域で飲まれている酒にすぎず、その存在すら知らず、知っていても「あんなのは男の飲む酒じゃない」と思っている人も多いというから驚いた。だから、中国人に社交辞令のつもりで「私は紹興酒が好きでいつも飲んでるんですよ」なんて言わない方が良いと忠告する[1]。
がーん、ショック…。紹興酒って、中国人にそんなに印象が悪いお酒なのでしょうか。これまでの人生を振り返れば、いろんな友だち(ほとんど日本人だけど)にプレゼントしちゃったよ。これはこれで、別の機会にリサーチしなくては…。
紹興酒10年モノと3年モノの価格リサーチ
このようにさまざまな意見もありますが、私は紹興酒が好きです。しかも、紹興酒に詳しい酒屋さんも身近にあるのだから、これからも、もっと楽しみたい。
10年モノと3年モノは、原材料が同じなのに、値段が相当違う。ネットで価格をリサーチすると、10年モノの紹興酒は2000円台で、3年モノは700円台でした[2]。
原材料は「もち米、麦または小麦麹、カラメル色素」とほぼ同じ。気になるお味を試すべく、さっそく飲み比べてみました。
紹興酒10年モノと3年モノを飲み比べ
先に申しておきますと、私はB級グルメをこよなく愛する、違いの分からない男です。まずは、10年モノを飲んでみた。うん、フルーティで、飲みやすくて、美味しい!
次に、3年モノです。うん、こちらもフルーティで、飲みやすくて、美味しい!
あらま、どちらも、同じ言葉となってしまいました。
あえていえば、10年モノには、深みとまろやかさがありました。3年モノは、ストレートにガツンとくるようなクセがあります。スコッチや芋焼酎など、きつめのお酒を飲める人なら、3年モノの紹興酒も楽しめると思います。
紹興酒選びの結論
表示の仕方に違いはあるものの、原料は同じ。なもので、選ぶときはお好みの方で良いと思われます。私は違いの分からない男なので、個人で飲むときは3年モノ、親しい友だちへの贈り物としては10年モノを選ぼうと思いました。