「ロックバンドでありながらもバンドという枠を超え、希代の音楽家として名高い活動を続けているMONO」(wikipedia)。激しくも心静まるポストロックの現人神 MONOの名曲5選を選んでみました。
目次
Loco Tracks
アルバム「One Step More And You Die」より(2003)
ベースとバスドラムとの絡みが会話しているようです。
Finlandia
アルバム「OGone : A Collection Of EPs 00-07」より(2008)
MONOの楽曲のなかでは、一、二を争う美しさです。ふだん抑えていた感情が高まっていくようです。
Halo
アルバム「One Step More And You Die」より(2003)
コンピレーションアルバムです。ポストロックの特徴は、やや大げさに処理される音響系のエフェクターだと思う。ともすれば、どこか聞き覚えがあるような凡庸なサウンドになりかねない。しかし、MONOが、凡庸なサウンドを回避できているのは、Yasunori Takada氏の雄弁なドラムの貢献が大きいような気がする。
Moonlight
アルバム「You Are There」より(2006)
13分に渡る壮大な曲。ロマンチックでありつつも、どこかしら切ないサウンドです。三拍子は狂気へ導く不思議なリズムだと思います。
Yearning
アルバム「You Are There」より(2006)
こちらも15分に渡りますが、様々な美しい展開が織り交ぜられていて飽きさせません。
初期作品の危うい未完成さが、とりわけ魅力的
アルバム「One Step More And You Die」(2003)、「OGone : A Collection Of EPs 00-07」(2008)、「You Are There」より(2006)頃のアルバムが、とりわけ好きです。日本で認められなかったバンドが、海外で居場所を見つけて勢いづいている時期に感じられます。蛇足ながら、ポストロックやシューゲイザーは、女性がベーシストを担当すること多い傾向があるような気がします。不思議です。