新緑風盆栽展(上野) 植物と形づくる粋なアート

  BONSAI

撮影 /筆者

 ヨーロッパでは盆栽が人気で「若者の間でも粋な趣味として再認識」されています。盆栽があるお部屋は、確かに素晴らしくおしゃれ。鉢の上で、小さなガーデニングをしているみたい。上野グリーンクラブで開催していた新緑風盆栽展をレポートします。

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新緑風盆栽展を予習なしで楽しむ

南国の世界を再現

 シダ類の盆栽 松やモミジ以外でも、ソテツ類もぜんぜんイケるみたい。

竜巻のように激しい

 松 松2 白くなった部分は、木肌としては死んでいる部分だそうです。竜巻のようにグルグルになっています。どうすればこうなるのか、見当もつきません。彼氏や彼女のお部屋に、こんな盆栽があったら、謎めいて見えるかも。

部屋に滝が現れる

 滝のように流れる1 滝のように流れる2 滝のように流れ落ちる、葉っぱたち。上から下という発想もアリなんですね。部屋に絵を飾るのも良いですが、生きた植物をアートすると、独特の機運をもたらすと感じました。

この木なんの木、気になる木

 140517bonsai どっしりと根を生やし、大地から空に伸びてゆく木。人生の理想的な姿を感じます。仕事に疲れ切って帰宅しても、どっしり安定した木が待っていたら……。勇気をもって、仕事にチャレンジしてゆけそう。

粋なアートとしての盆栽

 長い時間をかけて、植物の特性や個性を見極めて、世界を作り上げるアート。個々の植物が持っている「才能」を伸ばす作業と言っても良いでしょう。一方通行のコミュニケーションだけでは成り立たないことは想像ができます。盆栽が小粋に感じられるのは、自分以外の他者へのまなざしが秘められているからなのかもしれません。 主催:新緑風展組織委員会
春の盆栽展、花と新緑に彩られて、盆栽が一番美しい季節の展示会。
展示会場:1階、2階、3階
即売会場:館外
入場料:¥500-
開催時間:9:00~17:00最終日16:00まで

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この記事を書いた人

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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