NASAによれば、近年、太陽の活動が異常に低下しているそうです(※1)。出現するべき黒点の減少といった異常から、氷河期の再来かとも語られています。
そんないま、氷河時代のリスクマネージメントが求められています。祖先たちはどのように生きたのか。そんな想いから、氷河時代を生きる手がかりを得られそうな映画DVDを借りてきました。「B.C. 紀元前X年」です!
■テキストとしての「B.C. 紀元前X年」
だれしもが、マンモスが描かれたパッケージをみれば、一万年前の氷河期の話だと思うのではないでしょうか。しかし、この物語は、800万前のアフリカと、お猿さんと見紛うばかりの祖先の姿からはじまります。あれ、氷河期じゃないの?私は嫌な予感がしました。私は、手に汗握る、ローランド・エメリッヒ監督「紀元前一万年」を借りたつもりだったのですが、B級映画として名高い「B.C. 紀元前X年」を借りてきてしまったようでした。あれー。気持ちを取り直し、この映画を観続けました。
■適当に生き抜く哲学
ディスカバリーチャンネルや、ヒストリーチャンネル、もしくはNHKスペシャルのようなドキュメンタリーに近い内容です。適当に牧歌的ですし、適当に平和です。適当に死が描かれ、適当にヒューマンドラマが描かれています。
靴の発明はアルプス山脈でされたとか。麦の栽培が、崖から落ちた男がもっていた野麦が発祥などとか。人間の男の子を育てたオオカミが、いまの犬の祖先であるとか。
観ていて疲れることはなく、氷河時代が到来しても適当になんとかなるじゃないかと思わせるものもあります。
おすすめはしませんが、氷河時代を生き抜く適当さを身につけたい方にはオススメです!
【参考】
※The Earth Observatory、http://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php?id=80572、2013年11月23日閲覧。
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