悪は、それの実行をみずからやめなければ

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善は、それを実行しなければ、体験とはならない。
悪は、それの実行をみずからやめなければ、あるいは実行してしまったのなら、それを悔い改めなければ、体験とはならない。
人は、悪を果たしているときには、悪がなんであるかを知らない。悪は、光を避けようとするものであるから。
(シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』/田辺 保 訳/ちくま文庫/1995/P.120)

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この記事を書いた人

30代から美術制作を描き始めました。第35回、第34回 現代童画展入選。第20回 日本の自然を描く展 自由部門入選

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